五条専宗寺と水走大屋敷
五条専宗寺と水走大屋敷
五条の中池のほとりにお城のようなお寺があります。天野山専宗寺さんです。
鎌倉時代のおわりに建立された、楠木氏ゆかりのお寺だそうで、となりには畠がひろがっています。

天正二(1574)年九月。
織田信長は、謀反を起こした遊佐信教を討伐するべく、枚岡に兵を出しました。
遊佐信教は、地元の豪族・水走有忠を引き入れ、有忠と共に枚岡神社に立て籠もりました。
信長軍は枚岡神社へと攻めかかり神社に火をかけ、本殿および摂・末社十七社、神庫、雑庫にいたるまでことごとく焼け落ちてしまいました。
水走有忠は大和へと逃げ、水走氏の九棟の建物を誇る五条大屋敷も焼け落ちてしまいました。
焼け野原となった枚岡神社は、豊臣秀頼の時代まで復興されず、五条大屋敷のあとは、畠にもどってしまいました。
五条専宗寺のとなりの畠が、その屋敷のあとだそうです。

日付 | 2019-06-12 |
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