正時の墓か?畑小路地蔵尊
正時の墓か?畑小路地蔵尊
楠木正時。兄・正行に比べて知名度がひくく、太平記に親しんだ人の間でも、「それだれ?」というほどなのですが、やはり楠木正成の息子だけあって勇猛果敢なエピソードを残していますね。
その楠木正時の墓が四条の大池公園のそばにあるそうなのです。
大池公園の南側にある「畑小路地蔵尊」がそれに当たるのではないかということです。
地蔵さんと言いながら、なかは一つの石の五輪塔だそうです。
このあたり今では暗渠となってるのですが、すぐ手前を鳴川から空川へと流れていて、「流れ石」と呼ばれたほど山くずれの多かったところだったそうです。
この五輪塔も、山から流されてきてこの場所にたどり着き、地蔵さんとして祀られてきたそうです。
お堂は何度か建て替えられましたが、五輪塔は永正年間(16世紀初頭)のものであり、おそらく身分のある人の供養塔であると思われます。
ここが四條縄手の合戦地であり、地元では正行・正時の最期の地であると伝えられていることから、 この五輪塔が正時の墓ではないかいうことなのです。
日付 | 2019-06-07 |
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